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2007年7月16日 (月)

旧家

 その日、私は友人とその小さな娘さんと3人で旅行に行っていた。
 どこかの古い町らしい。ある旧家が民俗資料館として公開されている。
 私たちはなぜか2階が入り口になっているそこへ入ることになった。
 入り口を入ってすぐには大きなガラスケースがあり、本物らしい甲冑が飾ってある。
その甲冑の前に、地元の老人たちが作ったかのような、小さなマスコットがあっておもしろい。
 階段があり、その曲がりぎわ、壁の厚みを利用したところに造花が飾ってあった。
 ここからが不思議だ。確かに資料館で、照明も旧家にあるまじき明るさで、人気もあったのに。
 階段を下りた瞬間に、私は一人となった。誰もいない。気配もない。
 と、言うより。まだ、朝早すぎる時間、家人は眠っている。そんな雰囲気だ。
 階段を降りた突き当たりは壁になっている。
 突き当たりの壁まで、右手には障子で仕切られた部屋がひとつ。かなり広い部屋のようだ。
 左手を壁づたいに行くと、突き当たりの壁の手前に引き戸がある。ちなみに、突き当たった壁の続きは玄関だった。
 私は左手にある部屋に入った。その部屋は4畳半か6畳の部屋で、茶箪笥などが置いてある。腰高の窓が2カ所。
 その部屋は二間続きになっていた。上半分は障子で、曇りガラス、板、という戸が閉まっている。すべてはずせば二間続きの広い部屋になるだろうに、なぜか、続きの奥の部屋は一段高くなっていた。
 戸を開けると奥の部屋は八畳か十畳の広い部屋で、何も置いてはなかった。戸と反対側はふすまではなく、板戸がはまっている。その真ん中には神棚があり、御簾がかかっていたような、ちょうちんがぶら下がっていたような。今ひとつ覚えていないが・・・。
 とにかく、あまりの静けさと、明けかける朝の光に私は思わず正座をし、その神棚を伏し拝んでいた。

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